【学びエイド×受験コンパス】オンラインセミナー イベントレポート |ブログ|株式会社Lacicu

【学びエイド×受験コンパス】オンラインセミナー イベントレポート

【学びエイド×受験コンパス】オンラインセミナー イベントレポート

2020年10月21日22日に開催したオンラインセミナー「学びエイド×受験コンパス」において、株式会社学びエイド教務アドバイザー 兼 予備校数学講師の野田先生と弊社服部が、「いよいよ大学入学共通テストSTART!対策は万全か?」をテーマに講演しました。

1部は野田先生から「新しくなる大学入試の24の疑問」についてを基本的な部分を中心に、2部では服部から「データで見るコロナ禍で分かれた学習塾の二極化」についてお伝えさせていただきました。
業界の第1線で活躍する2人からお伝えできる学習塾を取り巻く情報を講演の模様をレポートします。


野田:1時間という短いお時間で、上のスライドにあるような疑問に答えていただきました。
それぞれの内容については、より詳しい部分の説明はできませんでしたが、まずは塾の先生が確実に押さえておきたい内容に触れていきます。
まず、高校3年生になり志望校調査などで記入した大学を、実際に受験している生徒は全体の4%のみしかいません。
つまり、高3になってすぐの志望校調査で記入している大学はネームバリューやなんとなくで選択している生徒がかなり多いということです。
そして、4%の受験をした生徒のうち、実際に合格できたのは、30%程度。なので、高3の4月に立てた志望校へ合格することができる生徒は1%ほどしかいないというのが現実です。
途中で、志望校を変えた場合にはこの数字には反映されていません。

共通テストはどうしたらいい?

野田:今年から始まる大学入学共通テストですが、まず学習塾の皆さんはこちらから平成29年、30年と行われた試行テストをダウンロードし、印刷をしてきちんと目を通してください。

平成29年の試行テストはこちら
平成30年の試行テストはこちら

特に、アルバイトなどで働いている大学生がいる教室の先生は、アルバイトの方たちに目を通してもらって下さい。
彼らはみんなセンター試験世代なので、大学入学共通テスト世代の生徒の感覚とは異なる可能性があります。
文部科学省が提示している学力の三要素は、スライドに掲載されていますが、特に2の部分が重要性を増しているとお考え下さい。
3は、国立の2次試験で問われることが多いので、共通テストにはそんなに影響がないと考えてもらって大丈夫です。

思考力などが問われることが増えたからといって、知識が意味のないものになるわけではありません。むしろ強力な武器になるので、しっかりと身につける必要があります。ただし、時間をかけすぎないように。
今一度、議論していただきたいのが1冊の英単語帳にかける時間についてです。果たして、2年半かける必要があるのでしょうか。私の経験では、1週間でなんとかなります。
では、1週間で覚えさせるにはどうすればいいのか考えてみて下さい。もしわからなければ学びエイドやLacicuに問い合わせてもらえればヒントをお渡しすることはできます。

英検って意味はあるの?

英検については、一時期わっと盛り上がって、結局共通テストで英語の代わりには使うことができなくなり、下火になりつつあると思いますが、これも受ける価値はあると思います。
理由についてはスライドを見ていただければと思います。
英検は2019年末の時点ではほぼすべての大学で使うことができていました。しかし、2020年に入り大幅に減りました。
それでも民間試験を利用することができる大学数は過去最多になっています。年々、その数は増えていくだろうと予想できるので、英検に取り組んで頂くのは1つありだと思います。

総合型選抜のプレゼンスが上がっている

僕自信も驚いたんですが、総合型選抜(AO入試)で入学した生徒は、4年間の成績が高い傾向にあります。そのため、今後総合型選抜を導入する大学が増えていくでしょう。

総合型や推薦型選抜で入学する割合ですが、2018年は53%:47%で総合型選抜や推薦型選抜で入学しています。なので、塾では一般選抜のサポートしかしていないんです、という方はちょっと指導方針について考えてみてもらうといいかもしれません。
一般選抜に特化することで、対象となる生徒は半分になってしまいます。

学習計画が重要な理由

ここからは入試とは離れますが、この数字の部分は必ず知っておく必要のある生徒に残されている時間の計算式です。生徒によって、受験科目や残されている日数は違うと思うのですが仮に高1で入学をして計画をたてたら、の数字ですね。
まず、高3の8月末までに学校のテキストを完璧に終わらせてくださいね、という前提でお話します。国立大学を目指す場合、毎日2時間ずつ勉強をしたら、1教科あたりで勉強できる日数は10日だけです。
10日ですよ。この数字を生徒に見せて少し焦ってほしい。しっかりと受験計画をたてないと難しいよ、ってわかってもらうために使ってみて下さい。生徒面談や保護者面談の時にも使ってください。

これから年末にかけて、受験生の進路指導や受験計画を立ててあげる必要があります。生徒は、大学に対する情報をほとんど持っていないので、ちゃんと指導をしてあげる必要があります。
前提として、受験計画とは志望校にチャレンジするための慎重な計画です。あまり進路指導はされていない高校も多いので、学習塾でしっかりとサポートをしてあげることが大切だと思います。
関東以外の地域の方は特に注意してほしいのが、滑り止めは学部学科をバラしてあげる必要があります。地元の大学の数が多くない、だけど心理学部に行きたいとなった場合、心理学部を志望している学生はみんな同じ大学の同じ学部学科を受験します。
そうするとどうなるか。同じ相手と全部戦わなくてはいけなくなるので、全部滑ってしまう可能性も0ではなくなってしまいます。

学びエイドや受験コンパスで考えているのは、ぜひ国公立大学を目指せる塾になってほしいということです。科目数も多くて指導ができないと思っている先生も多いと思いますが、そこを解決するために作っているのがこの2つのツールです。
では、国公立大学に入るメリットは何なのか。
国公立大学は、大学院への進学率が高いということです。大学の4年間で勉強の仕方を学ぶんです。大学院に入ってから本格的に研究が始まります。
なので、しっかりと勉強をしたいと思っている生徒さんで、特に理系の場合には大学院への進学も考えてもらいたい。

データで見るコロナ禍で分かれた学習塾の二極化

ここからは、服部から今年に入ってからのデータを利用しながら学習塾の2極化について、お伝えします。
このグラフは1教室あたりの平均売上の推移です。2019年4月には312万円だったのが、2020年に268万円と15%の減少に転じています。5月は264万円から21%減でした。
6月からは回復傾向に変わってはいます。が、前年に比べるとまだ追いつかない部分が多いと思います。そのため、高校受験が終わった生徒に、TOEICの勉強しようよ、だったり受験とは異なる軸で勉強をしてもらうのがいいかもしれません。今年は意識的に中学から高校への継続を増やすための施策をするのが重要になります。

実際の数字配分がどうなっているのか、という部分ですが、2割の塾では生徒数の変化がなかった。生徒数が変わらない、もしくは増えている塾が33.2%。66.8%が減っています。
売上面では、22.9%の塾で変わらない、もしくは増えています。

比較的、全体の数字よりも生徒数・売上共に増えている学習塾さんが多いというのがこのセミナー参加者の傾向ですね。やはりこうしたセミナーに参加いただく方は意識も高くお持ちだと思うので数字にも反映されている気がします。

これは、お客さんから聞いたものなので集計が取れているわけではないですが、こうした傾向があるというお話でした。そんな中、コロナ禍でも集客に成功した学習塾さんは、主に友人紹介と卒塾生へのアプローチを上手にしていたということでした。

学習塾の価値について、通常は授業料という形で月謝をもらっていると思います。だけど、学習塾が提供できている価値はもっとたくさんあってこれだけのことを生徒保護者に提供できていると思います。
しっかりと学習塾の価値について、細分化して再考する必要があるのかなと思っています。

コロナ禍で、オンライン化する必要に駆られたと思います。細分化した上で、オンライン化できること、できないことをしっかりと検討して、実際に運用できた学習塾が集客にも成功している印象です。
自習の時間をデザインしてあげることや受験戦略を考えることも学習塾が提供できるものだと思います。
こんな時期なので、今一度学習塾の提供している価値を考えてみてください。

 

動画で振り返りたいかたはこちらの記事からご覧ください

https://www.lacicu.co.jp/archives/4622

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