【自立学習EXPO】セミナーレポート |ブログ|株式会社Lacicu

【自立学習EXPO】セミナーレポート

【自立学習EXPO】セミナーレポート

ラシク代表の服部です。

いつもコラムをご覧いただきありがとうございます。

 

東京、京都で開催しました自立学習EXPOは、大盛況で幕を閉じました!

学習塾業界は変革期にあり、自立学習についての興味関心が高まっている証拠ですね。

恐らく、1年前だとこれだけの集客はできなかったと思います。

(東京会場の様子)

 

(京都会場の様子)

素晴らしい3名のスピーカーの方々のおかげで、非常に充実した内容でした。

それぞれが現場で活躍していらっしゃる先生方ですので、やはり説得力が違いますね。

 

そんな自立学習EXPOの内容を、簡単にご紹介致します。

 

そもそも自立学習の定義って?

学習塾業界では、自立学習という言葉を聞くことが多くなってきたと思います。

しかし、自立学習には明確な定義がありません。

そこで、今回自立学習EXPOを開催するにあたり、様々な先生からご意見をいただきながら自立学習を定義してみました。

 

「自立学習とは、自分が取り組むべき難易度の問題を自分自身で選定し、定期的に振り返り学習すること」

 

業界内で言われている自立学習とは、自立学習ができる生徒を育てる運営方法であって、このやり方=自立学習という正解はありません。

 

集団指導、個別指導と横並びで自立型指導という括られ方をすることもありますが、厳密に言うと自立型指導は「自立学習ができる子どもを育てる指導方法」であって、業態ではないのです。

 

自立学習というのはあくまでも「目的=ゴール」で、そこに至る指導方法は様々です。

それらの指導法を自身で確立し、成功していらっしゃる先生方に具体的な話をしていただきました。

 

なぜ自立学習EXPOを開催するのか?

学習塾の閉鎖数は、2013年~2017年の間で3000教室以上で、通塾生徒数は4年間で63万人減少しています。

この流れはしばらく続くことが予想されるため、学習塾も時代に合わせて変化する必要があります。

 

そこで、ラシクでは経営的観点と教務的観点から自立学習の重要性を提案しています。

 

経営的観点で見ると、

・生徒が減少しても、利益が出せるような経営が求められている

教務的観点で見ると、

・集団指導は生徒の減少によりクラス分けができなくなっていく

・個別指導は講師確保が難しくなり、指導力の低下

という状況が加速していくことが予想されます。

 

一方、自立型指導のほうは、様々なコンテンツがでてきており、今後もIT技術が発達することを考えると非常に伸びしろがあります。

 

では、どうすればうまくいくのか?どのようなコンテンツを選べばいいのか?などの悩みにラシクだけでお応えするのではなく、客観的な視点で見られる場を作りたいという思いから、自立学習EXPOの開催に至りました。

 

収益性だけでなく、売上をあげるためには?

中学生の集客に関しては、通塾率もすでに高止まりしており、少子化で母数が減っていくため売上を伸ばすのは容易ではありません。

しかし経営的な観点から、売上を伸ばさないと厳しい現実が待ち受けていることは経営者の方であればご存知だと思います。

そのためにはやはり市場に目を配る必要があります。

 

ラシクでは高校部の強化をご提案しておりますが、それはずばり市場が伸びているからです。

詳しくは、以前に書きました私のコラムをご覧ください。

【コラム】統計データで見た学習塾の未来⇒こちら

【コラム】大学無償化法で大学進学率が大幅上昇!⇒こちら

 

有名なマーケティング理論でキャズム理論というものがあります。(気になる方は読んでみてください)

この理論に照らし合わせると、高校部の市場は今まさにアーリーアダプターの過渡期に差し掛かっているのではないかと感じています。

最近ですと、高校部がうまくいかず挫折してしまうところも少なからずあります。

 

ただ、ここで生き残った場合は先行者優位でブランドの認知ができるため、その後の経営計画は非常に立てやすくなります。

 

高校部を新設・強化を考える時期として、今年は重要なターニングポイントになると思っています。

少しでも琴線に触れた方は、ぜひお問合せください。

一緒にやり方を考えていきましょう!

 

お問合せはこちら

 

セミナーの様子

少しセミナーレポートから話がずれてしまい申し訳ありません。

ここからは実際のセミナーの様子をご紹介したいと思います。

 

個別指導塾ipsim代表 山本 玄先生 「個別指導の業態から自立型学習で独立を選択した理由」

集団、個別両方の指導経験をお持ちの山本先生だからこそ、どのような理由で現在のスタイルになったかをわかりやすく説明できたのだと思います。

自立型のメリットや、成績を伸ばす工夫など、あますことなくお話いただきました!

教室立ち上げの際に、1日12時間ポスティングしていたという話は強烈なインパクトでした!笑

 

株式会社グランス代表取締役 藤原 瑞穂先生 「集客に繋げるICT教材 活用の秘訣」

震災のご経験から、経営理念を通して生徒にどういった価値を与えられるかという塾の根底の話をしていただき、深く考えさせられました。

その上で、あくまでもICT教材を使う人が重要だという話は非常に納得感がありました。

今後塾に求められるものは「Teaching」ではなく、「Coaching」になっていくという内容は、まさにその通りだと思います。

 

株式会社ワイズコンサルティング代表取締役 山口 博士様 「塾のビジネスを変える自立型学習塾モデル」

いつもながら楽しい時間を演出していただきました!

山口先生も、自立学習塾を運営するにあたって、「人」が重要だと言い切っておられたのが印象的でした。

今までもそうでしたが、今後はますます、「どのシステムを使っているか」ではなく「どんな人がいるか」が重要になっていくのだと思います。

 

座談会

最後は座談会の形式で、よくある質問を私とゲストスピーカーの3人で話しをしていきました。

みなさんそれぞれの考えを持っていますが、方向性は一致していると感じました。

 

・どんなシステムを入れても、使う人が変わらなければうまくいかない。

・自立学習だけでは集客できない。叶えたい思いがあることや、保護者の困りごとを把握して解決できているかどうかが、結局集客に繋がる。

・中学生と高校生では、自立学習指導の仕方が全然違う。中学生は先生1対多数の形式で、基本はICT教材を導入するイメージ。高校生は、逆に1対1でパーソナルトレーナーとして受験合格まで導いてあげるイメージ。

上記3つが言いたいことのポイントだったと思います。

 

最後に

ラシクでは、高校生専用の教室を作る相談を受けることが非常に増えてきました。

大手塾も自立学習塾をトライアルでいくつか試したりと、すでに業界全体が動き出していることは間違いないと思います。

 

これからもIT技術はどんどん変革していき、色々なことができるようになってくるでしょう。

その時流に合わせて、教育業界も変化していく必要があります。

 

ラシクとしても、そういった変化に挑戦していきながら、今後もみなさまのお役に立てるよう精進していきます。

 

 

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