生徒に勧める参考書、どうやって決めてますか? |ブログ|株式会社Lacicu

生徒に勧める参考書、どうやって決めてますか?

生徒に勧める参考書、どうやって決めてますか?

株式会社Lacicu、営業の渡邊です。

今日は大学受験で生徒カリキュラムを作成する際の、参考書の選び方についてあれこれ、書いていきたいと思います。

やり切れるかどうかが大切

大学受験で生徒カリキュラムを作成する際、どの参考書を使うべきかについてお伝え致します。

初期値と志望校との差、受験までの時間、生徒の勉強時間、など考える要素はかなり多いですよね。

ここで、私が一番重要だと思っていることをお伝えします。

「その参考書を最後までやり切り、書いてあることを理解し定着させることができたか。」だと思っています。

例えば、AとBというレベル違いの参考書があるとします。

Aの参考書は偏差値45~55まで対応でき、Bの参考書は50~60まで対応することができます。

生徒の偏差値は45で、志望校レベルは58くらい。

皆さんはどのようなカリキュラムを作りますか?

受験までに時間があれば、もちろんBまで進めさせますよね。

では、時間があまり取れない場合にはいかがでしょうか。

私なら、思い切ってAを繰り返しやってもらい、完璧にしてもらいます。

偏差値は55までしか到達しないので、受験コンパスのレーダーチャートでは不足が出ます。

しかし、受験本番に必要得点をトータルでカバーすればよい、という考えがあれば、他の科目でカバーしよう、他の分野でカバーしよう、と考えることもできると思います。

生徒の得意不得意によって、合格点突破のラインを科目ごとに変えることが必要です。

中途半端にやらせるのが一番怖い

上記の例で、参考書Bをやらせることが「目的」となってしまうのが一番怖いと思ってます。

であれば、参考書Aを何度も解かせて、偏差値55レベルに必ず到達させる。

繰り返しやれば、受験本番で偏差値55レベルの実力をしっかりと出し切れはずです。

偏差値55レベルの実力があれば、満点は取れなくても合格点を狙うことはできるはずです。

参考書Bを進めさせて、「ただやっただけ」にならないようにするこが重要です。

参考書はあくまでも手段であって、目的ではありません。

大学受験における目的はトータルの得点で合格点を取ることです。

国語が苦手なら、志望校レベルまではやらせずに基礎力を鍛えて、得意の英語や日本史で志望校レベル以上の参考書をやってもいいはずです。

トータルで合格点に届くように、戦略的に参考書を選ぶ必要があります。

入試配点と科目配点が合っているか

例えば、英語150点、国語100点、日本史100点、という入試配点の受験をするとします。

配点としては、英語は44%、国語28%、日本史28%が各科目のバランスとなります。

計画に入れる参考書を選ぶ際、上記のバランスを中心に意識する必要があります。

古文が苦手な生徒に、基礎レベルから古文を学習させたい気持ちもあると思います。

しかし、入試科目の配点を考えて、テキストを減らす判断も必要となります。

上記で話した通り、大学受験は戦略が重要です。

トータル得点で合格点を超えれば良いのです。

全体の勉強時間が、生徒の可能学習時間を超える場合には、入試の配点と科目のバランスを考えて、減らすテキストを考えてみてください。

カリキュラムを作成する際の、参考にしていただければと思います。

 

 

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