二月の勝者からみる今の中学受験とは |ブログ|株式会社Lacicu

二月の勝者からみる今の中学受験とは

二月の勝者からみる今の中学受験とは

こんにちは。カスタマーサクセスの梅田です。

今期、学習塾の中学受験に特化した二月の勝者を見ている先生も多いのではないでしょうか。

受験に特化したドラマは今までもありましたが、
塾が抱える教師の問題や保護者の問題にも着目しているドラマなので
お時間があればぜひみてください。塾経営のヒントがあるかもしれません。

漫画とドラマはちょっと展開が違いますが、お時間がない人は漫画もおすすめです。

 

コロナ禍でさらに増えた!?中学受験者数

コロナ禍で学校閉鎖が余儀なくされて、露呈した公立学校の対応の遅さ

いろんな状況下の人が集まっているので仕方ないということは理解していますが、時間は待ってくれません。
今現在私の子供の学校は、未だにwi-fiが…というアンケートを取っていて、タブレットの配布が進んでいません。
そして顕著に感じる自分の子供の学力・体力低下
親として子供の未来を考える分岐点に立たされていると考えています。

私の周りでも今まで中学受験を考えていなかった保護者からも

「受験する?」

というワードが聞こえるようになってきました。
その中でいち早く対応してきた私立への注目は非常に集まっていると言えるのではないでしょうか。

こちらをご覧ください。

出典:森上教育研究所調査

小学校卒業者数は減少傾向にあるのに対して、中学受験者数は増えています
コロナにも関係していると言われていますが、
大学受験の傾向が読めないことも保護者への不安を煽る要素となっています。

 

中学受験にかかる塾代の実情とは!?

 

中学受験には大学受験並みにお金がかかると言われています。

6年生で考えると有名中学受験塾は、通常料金だけで、年間40万〜90万円。

さらに各講習、強化学習、志望校別指導などを入れると
年間で安くても100万円かかります。平均価格としては150万円です。

その後入学金や授業料、諸々考えると5〜600万円かかってきます。

そのためリーマンショックなどの経済情勢が中学受験生には大きく影響します
リーマンショックと違い、業種問わず打撃を受けたコロナによって
来年の受験生は減少傾向が出るのではという見解もあります。

ただ、今の小学1年生からの塾通いが増えたのは事実です。
今の子供たちの学習環境を守ろうという意識から、首都圏・関西圏ではその動き出てきているものの、密を避けた越境者の減少、電車通学を避ける、高望みしない中堅層への受験など変換期にいるとも言えます。

 

中学受験特有の(二月の勝者名言より)….

二月の勝者での名言の一つとして

「君達が合格できたのは、父親の「経済力」そして、母親の「狂気」」

というセリフがあります。
一人では中学受験は乗り越えられません。
どうしても父親と比べると、母親の協力と心労の比率は大きくなってきます。
そこに先生としてどう向き合うかが、自塾に中学受験を取り入れる際の一つの大きなポイントになると私は感じます。

 

「中学受験での「途中脱落」は受験生本人よりも、親の方が先に音を上げる。」

というセリフも間違いなくその通りだと私は思います。

子供に遊ぶ時間がなくてかわいそうかもとか
学力が伸びなくて自分の子には無理かもなど
限界や脱落を決めるのは親です。

子供はそんなことを感じていないかもしれないし
本当に精神的に参っているかもしれません。

そこで先生が保護者と生徒をフラットに見極めて、
どんな言葉をかければいいのか
どういう情報、資料があれば納得してもらえるのかという点では
少し他の受験とは異なっている点ではないでしょうか。

つまり、子供への対応以上に親への対応が求められます。

 

中学受験で求められることとは

 

1、処理能力(問題を早く解く能力)
中学受験は学校ごとに傾向は異なりますが、問題数を淡々とこなす必要があります。
考えるよりも早く問題を解く力も求められています。

2、思考力・問題解決力
これからの勉強に必要な力と言われています。
覚えた公式をそのまま当てはめて解くという問題は少なくなっています。
それに加えて増加傾向にあるのは、場合によっては教科を超えた思考力を問われる問題も出題されています。

ただ単純に公式を覚えるだけの勉強の時代は終わってしまいました。
複数公式を合わせての問題にどんどん変わっていった場合に、先生たちもその変化への柔軟な対応が必要となってきます。

 

新タイプの受験方式はご存知ですか?

 

中学受験で英語入試が導入されているのはご存知でしょうか。
現在141校(私立中学140校、国立中学1校)となっており、今後も増加することが考えられます。

また、「適性検査型(思考力型)入試」実施校は、149校にのぼりこういった新タイプの入試は年々増えていくかと思います。
「プログラミング入試」も、聖和学院と八王子実践、大妻嵐山、相模女子大、駒込、聖徳学園の6校で実施されています。

小学生の指導要領の変化とともに中学受験でも変化が訪れており、塾としても子供としても求められるものが非常に多いです。
塾としてその変化にどう対応していくのかは、非常に重要になってくるのではないでしょうか。

 

 

まとめ

中学受験は小学生の子を持つ親として、考えなければいけないタイミングに差し掛かりました。
子供に求められるのと同時に、親とそして塾との連携が重要になってきます。
そして、そういったことを相談できる場所が身近にあればと切に感じます。

プログラミングや英語など学ぶものが多い反面、自分の子供にとってどんな選択ができるのか。
選択肢として提示することが私の中でのポリシーになっていますし、それに対してやりたいと心から思えるものに出会えたならば全力で応援していきたいと思います。

その中ではやはり、なんでもできる塾よりもその道に特化した塾を選択したい!と日々感じています。
何を強みにして何に特化するのか、絞ることに恐怖を感じるかもしれませんが、
絞ることで集客できるという反面もあります。

・コンテンツ迷子になっている
・どういった方向性にしたいのかわからなくなってきた

と新学期を前に迷子になっているのならば、今一度事業計画や塾を始めたきっかけを見つめ直してみるのはいかがでしょうか。

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