「YouTubeで勉強」の注意点と学習塾でできること |ブログ|株式会社Lacicu

「YouTubeで勉強」の注意点と学習塾でできること

「YouTubeで勉強」の注意点と学習塾でできること

先日のブログでも調査結果をご紹介しましたが、
現在、YouTubeが生徒たちにとって一人の先生であり、参考書になってきています。
(前回のブログ:映像授業の新スタンダード!YouTubeの授業動画ってどうなの?

また、学習塾や学校でも、動画のURLを共有して生徒に見せたり、自身の授業動画をアップしたりなど、YouTubeを活用することが増えています。

しかし、ただYouTubeを見せるだけであれば、学習塾に通わなくても良くなってしまう、とも言えるのではないでしょうか。
自塾でYouTubeを活用する際は、学習塾だからこそできる価値提供を考えることが必要です。

YouTubeでの学習はメリットも大きい反面、デメリットもあります。

そこで、「YouTubeで勉強する際の注意点」を踏まえて、「学習塾でできること」をご紹介します。

 

「YouTubeで勉強」の注意点

  1. 勉強に関係ない動画を見ることができてしまう
  2. 勉強系の動画だけでも、数が多すぎて選べない
  3. 内容が正しいとは限らない
  4. 動画を見て満足してしまう
  5. どんな動画を見ているのかわからない

詳しく解説していきます。
 

1.勉強に関係ない動画を見ることができてしまう

これはYouTubeで勉強するうえで、一番注意しなければいけないことではないでしょうか。

YouTubeでは、アカウントの視聴履歴に基づいて、おすすめ動画が表示されます。
最初は勉強系の動画を見ていたとしても、好きなYouTuberやアーティストなどのエンタメ系の動画が出てくることで、
「気づいたら全然勉強に関係ない動画を見ていた…」となりがちです。

そのため、YouTubeを活用する際には、動画視聴のルールを決めてあげたり、先生が目を配ってあげることが必要です。
また、普段のアカウントとは別に勉強用アカウントをつくってあげることも効果的です。

 

2.勉強系の動画だけでも、数が多すぎて選べない

YouTubeの動画は日々増えており、毎分500時間の動画がアップロードされているそうです。
当然、勉強系のものに関しても、同じ科目・単元で多くのYouTuberが動画を投稿しており、ものすごいスピードで動画の本数が増え続けています。

結果として、どの動画が良いのか、また適しているのか、生徒自身で選ぶことが難しくなっています。
生徒のレベルや学年、学校補習か受験対策か、文系か理系かによって見るべき動画は変わってきます。

生徒にYouTubeの動画視聴を促す場合は、先生側で見るべき動画を選んであげましょう。
見るべき動画を選んであげることで、生徒は自分に適した動画を迷わずに見ることができます。

例えば、中学生であれば、中学校ごとの範囲に合わせた定期テスト対策の動画を、
高校生であれば、私立文系・国公立理系など、志望校ごとに適した動画を選んであげましょう。
 

3.内容が正しいとは限らない

YouTubeは誰でも動画を投稿することができるため、古い内容や間違った知識を伝えている動画もあります。
しかし、動画の内容が正しいのかどうか、生徒が判断するのは難しいです。

2と同様にはなりますが、やはり先生が動画を選んであげることが重要になってきます。
情報過多の時代だからこそ、本当に価値のあるものを厳選してあげることが、今後の学習塾の価値になります。
  

4.動画を見て満足してしまう

動画を見たことで「たくさん勉強した」と感じてしまい、実際は何もできるようになっていない…というのはよく聞く話です。
YouTubeに限った話ではありませんが、どんなにわかりやすく優れた動画でも、ただ見ているだけでは学力は向上しません。
また、リアルの授業よりもコミュニケーションがとりづらいため、理解できていないまま動画を見進めてしまう可能性もあります。

上記の対策として、生徒が視聴した動画に合わせてアウトプットの教材を提示し、定着度を確認してあげましょう。
ただ動画を見せるだけでなく、それに対応したアウトプットを促してあげることで、学習の相乗効果が生まれます。
また、ただ動画を見せるだけでなく生徒の定着度を確認することが、学習塾の必要性を感じさせる要因の一つになります。
 

5.どんな動画を見ているのかわからない

映像授業を活用するメリットの一つに、生徒のデータを収集できることが挙げられます。
生徒がいつ、何を、どのくらい見ているのか、データを分析することで、生徒への個別対応が可能になります。

学習塾向けの映像授業サービスでは、先生側で生徒の視聴履歴など学習状況を確認できます。
しかし、YouTubeは学習塾に特化したサービスではないため、先生側で学習状況を見ることはできません。

そのため、普段の声掛けや面談の際に、生徒がどのように動画を見ているのか確認しましょう。
一方で、YouTubeの視聴履歴はもはや生徒のプライバシーなので、確認の仕方には注意が必要です。

「YouTubeの動画で勉強するときはどんなとき?」
「最近はどの教科の動画を見ることが多い?」
「普段の勉強の中で、動画を見る時間ってどのくらい?」
といった質問をしながら、生徒がYouTubeを上手に勉強に活用できているか確認してあげた方がよいでしょう。
 

最後に

YouTubeは学習教材の宝庫です。
ぜひ、有効に活用していきましょう!

弊社では、YouTubeの動画を活用した映像授業アプリ「Liew」を提供しています。

Liewでは、本ブログで述べてきた課題を解決しつつ、勉強に適したアプリ環境でYouTubeの動画を視聴できます。

少しでも興味を持っていただけましたら、ぜひ資料をダウンロードしてみてください。
 

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